都心に住んでいるとビルや街の照明で夜空を見上げても星はほとんど見えません。
「光害」とも言われていますが、中には異常に明るすぎる店舗もあり、近くで夜空を見上げても月が見える程度でよく目を凝らすとほかに何個か星が見える感じです。
星空とはほど遠い世界です。
少し郊外に行くと違いますが都心で星を見るのは苦労します。
「光害」は天体観測にも影響を及ぼしていますが、その「光害」が減少するかもしれない商品「夜空に光が漏れない照明」を大手電機メーカーのパナソニックがを開発しました。
産経ニュースが報道し、ニュースを見た人からは「星空を邪魔しない照明が素晴らしい」とか「素敵な発想」、「日本全域に広がるといいね」などと大絶賛です。
「星空を邪魔しない照明」とはどういったものなのでしょうか?
星空を邪魔しない照明とはどういうもの
「星空を邪魔しない照明」はパナソニックが開発しました。
ランプの上部に黒いシートを取り付け、ランプを付けるときは地面と平行に取り付けることによって上部(夜空)方向への光の漏れをカットするように作られています。
光源もまぶしさの原因となっている青色光が少ない電球色を使用。しかも、道路の明るさも確保できるようになるとのこと
どのようになるか見てみたいですね。
星空を邪魔しない照明、開発のきっかけは
開発のきっかけは、岡山県井原市美星(びせい)町地区から依頼がありました。
平成17年に井原市に編入された美星町は、安定した気候と工業地帯などが近くになく、人口の光が少ないことから天体観測に適した場所です。
昭和58年ごろから町おこしとして「天体観測」のイベントなどを開くようになり、平成元年には全国に先駆け「光害防止条例」を制定しました。
平成5年に天文台を建設し、全国から天文ファンが訪れるようになりました。
防犯灯を省エネのため蛍光灯から白色LEDへ交換をしようとしましたが、明るさが課題として浮上し、パナソニックに相談していたとのこと。
2020年7月に美星市の一部で試験的に白色LEDの防犯灯と交換して効果を確認しました。
今後10月~12月にかけ、計411台の交換を予定しています。
星空を邪魔しない照明【IDAが光害対策への効果を認証】
パナソニックが開発した「星空を邪魔しない照明」は、2020年1月IDA(世界各地で光害対策を進める米国のNPO団体「国際ダークスカイ協会」)が日本メーカー初の光害対策の効果を認証しました。
今後、こういう発想する人達が増えてくると素敵ですよね。
東京でも「天の川」が見られる日が来てほしいです。
日本の「星空を邪魔しない照明」が素晴らしい発明、凄すぎると大絶賛!【タイ人の反応】 https://t.co/bmNuuoawm8
— 海外の反応アンテナ (@kaigaian) September 21, 2020
「パナソニックが開発した照明は、ランプの上部に黒いシートを取り付け、道路と平行に設置することで光害の原因となる夜空への光の漏れをカットできる。」
「青色光が少ない電球色を採用して」いるんだとか。https://t.co/TxV84vXbjx— ほしぞら天文台 (@tCFdbPAAVM8VKNF) September 25, 2020
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