最近の車は、スマートキーが多くなってきました。
スマートキーを持っていると、車に近づいてドアノブを手で触るだけでドアのロックが解除できたり、ドアロックの操作をするとロックが掛かるようになっているため、荷物をたくさん持っている時などポケットから車のキーをいちいち取り出さなくてもドアを開けたりロックできるので大変便利ですね。
またエンジンもボタンを押すだけとか、最初からキーが付いていていて回すだけでエンジンがかかりますのでこれも便利ですよね。
この便利さを悪用した悪い事をする奴らがいます。
スマートキーを狙った盗難が増えてきているということです。
リレーアタックとは?
リレーアタックという車を盗む方法ですが、この方法を解説している動画がありますのでご覧ください。
車の盗難の手口
Nスタ545:車が狙われる・・・リレーアタックとは
(出典:TBS NEWS )
【リレーアタックの方法】
①スマートキーからは、常時微弱な電波が出ています。到達距離は1~3mもありません。信号は暗号化されているため、解読やコピーは困難です。
②車の運転者が駐車したあと車をスマートキーでロックする。運転者が車から充分離れたところに犯人Aが運転者に近づき運転者が持っているスマートキーから出ている微弱な電波を特殊な受信機で受信する。犯人は2人(A,B)います。
②犯人Aは、特殊な受信機で受信した信号を増幅してもう一人の犯人B(盗もうとする車の近くにいる)へ特殊な送信機で送信する。
③犯人Bは、Aから送られてきたスマートキーの信号を特殊な受信機で受信する。盗もうとする車に近づく。車両は正規のスマートキーが近くにあると誤判断する。犯人Bがドアを開けてエンジンをかけて車を盗む。
④リレーアタックで盗んだ車は、スマートキーが無い為、一度エンジンを切ってしまうとサイドエンジンをかけることはできない。
⑤犯人のアジトまで移動し車を盗む。そして、解体して部品にするか、車のコンピューターごと交換してしまい海外に運び出されるということです。
また最近は、自宅に隣接している駐車場に車を止めている場合も注意が必要です。
深夜、家の中に置いてあるスマートキーから出ている微弱な電波を犯人が家のそばに近づき、特殊なアンテナで電波を受信してもう一人の犯人にスマートキー信号を送り同じく車両を盗むという犯罪も増えているようです。
(引用:産経デジタル(株)産経新聞より)
※ご注意:上記では、対策としてスマートキーをアルミホイル、アルミやスチール缶でできた缶の中に入れて保管してくださいと記載されていますが、フタをしても様々な条件によって反応する場合があるようです。実際に車のすぐそばで確認してみて下さい。
2018年9月に大阪で発生した事件では、自宅のガレージに駐車していたレクサスが、深夜自宅2Fのリビングに置いていたスマートキーの電波を特殊なアンテナで受信されて盗まれそうになりました。犯人は、エンジンの始動に失敗して逃走しています。
考えられないような犯罪が増えてますよね。
リレーアタックの対策は
リレーアタックの対策は、車から離れたら近づいてくる不審な人物がいないかどうか注意する。
しかし、これはなかなかわかりませんよね。
後は、スマートキーから出ている電波を出なくすればいいのです。
それには、車から離れたらスマートキーの電池を抜いてしまうのがいいようですが、これも面倒です。
市販のスマートキーの電波遮断ポーチと言うリレーアタック対策グッズが販売されています。
スマートキーをそのポーチ(袋)に入れると電波が遮断されます。
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スマートキーから常時出ている微弱な電波を遮断するために電波遮断ポーチがお手頃なようです。
メーカーでもリレーアタック対策
トヨタでは、リレーアタック対策としてスマートキーから常時出ている電波を節電モード設定でスマートキーのボタン操作を行い電波を一時的に止めることができるようです。
他のメーカーでも段々と対策をしいます。
今のところ、クラウンHV、現行プリウス、現行レクサスLS、RX。現行インプレッサ、ベンツCクラスなどが確認されています。
自分の車がリレーアタック対策されていない場合、今後ますます増えて行くと思われる盗難から守るために電波遮断装置の検討をしてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。