電波時計って正確な時刻を表示してくれるのでいいですよね。
常に電波で時間情報を受信して表示してくれるのですごく正確です。
時間をいちいち合わせなくていいから便利ですね。
でも、建物の中など電波の受信しにくいところでは、時間情報が上手く受信できず時間がずれてしまいます。
逆に、いままで正常に受信できてたのに突然電波が受信できなくなったことはありませんか。
手動で何回も強制受信を行ってもどういうわけか上手く受信できないことがありますよね。
電波時計が壊れたのか?
原因を調べてみたら意外な原因がありました。
一般的に電波時計の電波を安定受信できない原因は、以下の原因があります。まずはこのようなことに当てはまるかどうかご確認ください。
■ビルなどの地下
■高電線、架線の近く
■金属製雨戸やブラインドの近く
■自動車、電車、飛行機などの乗り物の中
■テレビなどの家電電化製品や、パソコンなどOA機器の近く
■山などの電波を遮断するところや朝夕の時間帯や雨天の時
■電波時計の電池残量が少ない
これらが電波時計の電波を安定して受信できない原因です。
しかし、いつも受信できてるのでこのようなことは考えられないというあなた。
そうです。
まだ決定的な原因があるのです。
それは・・・
電波時計の電波を送信している送信所の設備のメンテナンス等で電波を出していない時があります。
そういう時はいくら電波時計を強制受信しても電波は受信できませんよね。
これが電波をいつも受信している時計が受信できない原因だったんです。
もちろんそれ以外にも電波時計の故障などで受信できない場合もあります。
では、電波時計の電波を送信している設備のメンテナンスはいつ行われているかと言う情報はこちらからご確認ください。
※電波を出していない状態を【停波】といいます。
※電波時計の電波は、【標準電波-JJY】といいます。
実は、私もこれにやられました。
いくら強制受信しても電波を受信してくれず、電波時計の中を分解して調べたり、組み建て直したりいろいろやりましたが、変わらず。
調べた結果が、送信所の停波だったのです。
送信所の停波が終わったら普通に受信できました。
送信所の停波は結構な頻度で行われています。
この様なタイミングで時間の情報が受信できない時は、新しく電波時計を購入してセットする場合や受信状況が悪いマンションやビルの中で使用していて時間がずれたので強制受信して時間修正する時などです。
あなたが、受信できない場合、このような停波の可能性もありますよ。
日本の電波時計の送信所は2か所あります。
福島県田村市都路町/同双葉郡川内村境界の
大鷹鳥谷山(おおたかどややま)山頂付近
標高 約790m
空中線電力:50kW(アンテナ効率約25%)
電波型式:A1B
送信周波数:40kHz
引用:情報通信研究機構(NICT)
佐賀県佐賀市富士町/福岡県糸島市境界の
羽金山(はがねやま)山頂付近
標高 約900m
空中線電力:50kW(アンテナ効率約45%)
電波型式:A1B
送信周波数:60kHz
引用:情報通信研究機構(NICT)
最近の電波時計は、この2つの電波(40kHz、60kHz)両方を受信できるものが主流になっています。
お住いの地域により、どちらかの電波しか受信できない場合と両方の電波を受信できる場合があります。
電波時計は1日に数回時間情報の電波を受信して時刻を修正しています。
電波時計の時間がずれたり狂ったりするのは、電波を安定して受信できていない状況だと思われます。
時計が止まることは無いのですが、電波の届かないところでは内蔵のクオーツ時計として働きます。
その場合には、徐々に時間がずれてきます。
■夜中から早朝
■建物の窓際
■木造家屋
■標準電波送信所の方向に電波時計のアンテナを向ける
(電波時計によってアンテナの搭載位置が異なるので取り扱い説明書をご覧ください)
■周辺に高い建物が無く見晴らしの良いところ
■晴れた日
日本で販売されている電波時計は、原則として日本国内仕様になっています。
海外で使用する時は、内蔵のクオーツ時計として使用できますが、海外でも日本の標準電波を受信できた場合は、日本の時間になってしまいます。
電波時計は、わざわざ時刻修正しなくても標準電波を受信できる環境なら正確な時刻を表示してくれます。
置いて多くだけで正確な時間を表示してくれるので大変重宝しますね。
最後までお読み頂きましてありがとうございました。
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